photo by senyo78
アクアマリンふくしま職員の退職騒動からはじまった「ホタルプロジェクト」問題。
オイラにとっては地元の大問題なので早速調べてみたよ(;´∀`)
事の始まり
■復興ブログの終了について - アクアマリンふくしまの復興日記 - Yahoo!ブログ
7/23の18時頃に書かれたエントリーにはいくつかの衝撃的な内容があった。
・大きな損害を受けた水族館復活に尽力した職員の突如の辞任
・原因は地元温泉街のイベント主催者からの圧力
科学的根拠がデタラメな「イメージ優先なだけなイベントは復興に繋がらない」という認識はいわき市のみならず被災地(特に原発被害にあった地域)の人にとっては共通のモノ。
そういう経験を踏まえた上での「復興の名を借りた圧力」に対抗するには「相応の抗議」が必要に思えたのかも知れません。その抗議が自身の職を賭けたものだったことがこの記事から読み取ることができます。
反応
■アクアマリンふくしま「復興ブログ」が終了 「職を賭して伝えなくてはいけないこともあります」 - ねとらぼ
■水族館「アクアマリンふくしま」の復興ブログが終了 記事内容に圧力 - はてなブックマークニュース
主にネットニュースが反応してますが、双方の意見が出てない段階なので紹介にとどまってます。
■アクアマリンふくしまの復興日記ブログ、閉鎖へ。ホタル放流に反対したらブログに圧力かけられた : (^ν^)速報 - にゅっそく
こういう「どこぞのスレの転載です」と言いながら根拠のない煽りするコピペサイトは死ねばいいのに。
■アクアマリンふくしま職員がいわき湯本温泉のホタル放流イベントを批判して退社へ。 | フライの雑誌社
■アクアマリンふくしま「復興ブログ」に国の支援うけた「いわき湯本温泉ホタルプロジェクト」が圧力! 職員・富原聖一氏が職を賭して告発:ざまあみやがれい!
こっちは「行政や地域の陰謀論」。どれも勝手な推測で現地取材は全くしてない。電話やメールで問い合わせるぐらいは簡単なのに、よっぽど忙しいのかな?
と、こんな感じで外野の皆さんが「誠実な職員を退職に追いやる地方都市の闇」とか「復興のためなら手段を選ばないほど追い込まれた温泉街」という情報を拡散しちゃった訳です。どれも取材や確認もなしの一方的な意見なのに。
地元民の反応と検証
■“環境水族館”アクアマリンふくしま が教えてくれること、そして… - Togetter
内容としては湯本側関係者(と勝手に書かれた人。理由は後述)からの経緯に関するコメントとホタルプロジェクト自体の検証がまとめられている。
技術顧問なる先生さんは実は科学音痴だったり、ホイホイ名前を貸しちゃう地元の名士とか「なんで検証しなかったんだよ!」とツッコミどころはありますが、最大のツッコミどこは「一体誰が職員を恫喝したの?」。
しらべてみたよ
元々、湯本は「温泉旅館組合」と「商工会」があって今回のイベントは商工会の方が「東京のイベントプロデューサーの持ち込み企画」を実行したもの。
実行員会には旅館関係者も多くいるけど、運営にはほとんどタッチしてない模様。人によっては一方的に連絡があって勝手に名前が載ってたとか。
市長に議員も同じように、国の省庁から予算をとったプロジェクトなら後援とかの申請をだしてあいさつ回りしてOK貰えば「お歴々の名簿」が出来上がり。
地元では普通は面倒なのでやる人は少ないけど、新聞とかで目立ちたい人はやってます。
ちょいと話が飛びますが、本件の事前知識として知ってもらいたいのは、
今の湯本温泉郷は震災後に多く来た工事関係者も減り、観光客を呼ぼうにも料理とかのサービスを行う人材を工事関係者受け入れ時期に解雇してしまった関係で観光的なサービス提供が難しくなってしまってる。これは昨年からの大きな課題でいまだ具体策が打ち出せてないのです。
こんな前提を踏まえると、自分の職場で精一杯で「全く新しいなにか」を行うほどの余裕が無いのです。だからこそ「有効そうな企画」は喉から手が出るほど欲しいわけで、良い意味においては「町の人の支援を受けやすい環境」だったります。
だからこそ「国の支援をうけてスタッフまで連れてくる」プロジェクトは魅力的だったのかも知れません。
とは言え、どんなお人好しでも町の評判が失墜するほどの損害となれば別の話。
7/24の朝に富原さん退職が話題になり、関係者が事実確認に奔走した時には、町の名前で勝手に恫喝したことは寝耳に水状態。
「一体誰だ?!」となった時に町から消えた人の男がいました。
それがこのプロジェクトのプロデューサーなる人物の「郷右近 丸彦」。
「ネット夜逃げ」されました
■人生冒険企画塾 郷右近丸彦の感動日記
■郷右近 丸彦(Maruhiko Go-Ukon) Facebookページ
■郷右近丸彦 Facebook
「日本を明るく元気にする人材を育成するプランナーであり、感動創造プロデューサー。 数々のイベントやコンテンツ制作、商品開発などを企画し、プロデュースしてきました。 世の中を「善循環」にするための、社会貢献も含めた企画を中心にプロデュースしています。 東日本大震災以降は、東北の復興支援に奔走し、現在は「ふくしま復興プロジェクト」の中心的人物として日々奮闘しています。」郷右近丸彦 Facebookから
なにかと福島でがんばってる人みたいです。
でも不思議な事に、ホタルプロジェクトの名簿には名前が載ってないんですよね。
■ふくしま復興ホタルプロジェクトの名簿
■正義と正義 どちらが正しいでしょうか?|人生冒険企画塾 郷右近丸彦の感動日記
このエントリーが書かれたのは7/24の22時頃。復興ブログ閉鎖が話題になって関係者が事実確認のために問い合わせた日なのだけど、書いてる内容がこれまた酷い。
「相手が殴ってきたから殴り返したので和解できません」
だいたいこんな感じでダラダラと文章が続き、「ご意見等は全て受け止めます」とか書いてあるので関係各所からの問い合わせが相次いだことが伺われます。
7/25の昼頃、資料がてらこのページのデータを取ろうとアクセスしてみると…。
消えてる!
このエントリーの外にホタルプロジェクトのすべてのデータが消えてる(;゚Д゚)?!
ついでにFacebookの方も同プロジェクト関連をガンガン消してる。
なにこのネット夜逃げは(;´Д`)
自身のFacebookにはエントリーの残骸はあるんだけど…。
珍しく残ってたデータのスクリーンショットを掲載
この他にも外部から取材された記事は消せないので普通に見れたりする。
■E-ne! 〜good for you〜 - Fm yokohama 84.7: 「ふくしま復興 ホタルプロジェクト」
さすがに「お外」には手が出ない模様です。
…電話番号調べて普通にかけたら全然出なかったし、湯本の事務所はシャッターが閉まったまま。川辺のホタルの絡みの設備は放置したままという話だし、これってどうみても「夜逃げ」ですよね。
なぜか講演会の開催
■8/19 震災に学ぶ私たちの新しいライフスタイルとは?: アトピーっ子育児の会のブログ
次回の勉強会のお知らせです。
再び東久留米市で開催しますよ
講師には、震災直後に、東京から福島へ移住し、ホタルを通じた復興支援プロ ジェクトを運営されている郷右近丸彦さんをお迎えします
(「アトピーっ子育児の会のブログ」該当エントリーより)
コメント欄には早速ツッコミが入ってますが、このイベントの中の人もホタルプロジェクトに参加してて、ツッコミ主二人に「興味があるなら参加して見ませんか?」と誘ってる。
いわき市の連中は来れないと踏んでるかは謎だけど、こういう人たちの繋がりが新たな騒動を生むんだろな…。
はじめまして
植原と申します
上記2名のかた、コメントありがとうございます
感心があるので、このブログに行きつき、コメントも下さったのだと思います
感謝・感謝です
私は、イベント当日湯本にスタッフとして参加していました
8月19日、是非いらいて下さい
そこで、詳細はお話できると思います
お逢いできるのを楽しみにしています
投稿: 植原紫貴です | 2012年7月27日 (金) 09時33分
このコメントがすごく気になったので名前を検索してみると、
■植原 紫貴 Facebook
■HOME|運命を知る・結ぶ・変える 植原紫貴のBMEカウンセリング
この人、ホタルプロジェクトの単なるスタッフじゃなくて、自分の主催する会の集客を兼ねて絡んでた訳ね。
だから郷右近(≠ホタルプロジェクト)の問題を知っててもセミナーは開催するし、余程のニュースにならない限り「田舎の人間は東京まで文句を言いに来ない」と踏んで行動するんだ。現地の人の忙しさは知ってるから。
セミナー・ビジネス完全否定するつもりはないけど、行動を裏付けする科学や技術的スキルも無く、自身の信者獲得のために被災地でカラ実績を作って別の町で「感動を演出する」って詐欺じゃない?
追記;
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ゞ, ∧ヾ ゝ'゚ ≦ 三 ゚。 ゚
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! \ イレ,、 >三 。゚ ・ ゚
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